バチカン奇跡調査官・ジェヴォーダンの鐘を読みました!
※奇跡の正体に関わるネタバレしてます! 注意!
土曜日・日曜日は平日に撮りためたアニメを見ているのでございますが
もうオタクであることを隠さなくなってきたね!
ちくしょう……。
これは……これはますます見逃せないっ……!!
しかし今回の遊戯王、面白いなあ。前(アークファイブ)はキャラには萌えてたけど、ストーリーは……。
「おちくぼの感想はどーした」と言われそうですが、昨日これを読み終わったので、これから!
藤木稟さんの大人気シリーズ「バチカン奇跡調査官」の最新刊です。
アニメになったので、ご存知の方も多いと思いますが。
「バチカン奇跡調査官」の基本ストーリーラインをおさらい!
聖徒の座(バチカンの組織)に所属する美形神父コンビ(ここ重要!)が世界各国から申請された奇跡(マリア像が涙を流したとか、予言が次々に当たったとか)が本当に奇跡なのか(トリックや化学の力で起こされたものではないか)を調査する。
奇跡を調査する→ミステリー。
美形神父コンビ→バディもの。
バチカンの組織→歴史・文化要素がたっぷり。
と、こんな感じで。
キャラ萌えも知識欲もほどよく刺激してくれる大変すばらしい作品です。(おい)
ロベルト神父(上の商品画像の右側の男性)に世話を焼かれる平賀神父(上の商品画像の左側の男性)が可愛くてたまらない。可愛いくせに作品中では膨大な科学知識を駆使して、奇跡を調査する。ロベルト神父はモノクル(片眼鏡)をかけて古文書を解析する姿がかっこよくて。あ、料理する姿ももちろん惚れるそして(強制終了)
そして今回の舞台は……フランス!
フランスののどかな小村・セレ村にある聖マリー教会から、バチカンに奇跡申請が寄せられる。
山の洞穴に祀られた聖母像を礼拝している最中、「鳴ると奇跡が起こる」との言い伝えがある舌(ぜつ)のない鐘が鳴り、青い鳥が福音を告げ、全盲の少女・ファンターヌの目が見えるようになったというのだ。
証拠の映像も残っており、奇跡調査官の平賀とロベルトは、早速現地へと調査に向かう。
この一帯は、かつて「ジェヴォーダンの獣」と呼ばれる怪物が出没したとの伝説が残り、狼男や人を惑わす妖精が跋扈すると噂の森が広がる地だった。さらにファンターヌは3年前、森で大ガラスの魔物に出会ったことで視力を奪われたらしく──!?
(amazonの商品説明文から引用)
今回もすんごい奇跡が起こっております。
その奇跡の解明のために普段動かない平賀神父が歩く動く山を登る。
ロベルト神父も古文書調査して(たまに頭をすっきりさせようと料理もしながら)頑張ります。
(注意:ここから下はネタバレですよ!)
しかし今回の奇跡は凄かったなあ。
隕石によるものとは。
平賀神父凄すぎる。
福音を告げる鳥も、ある条件が整うと喋るように調教されていた鳥でした、というもの。(調教した人凄い)
でも、今回は奇跡よりもファンターヌの友人である「精霊のベート」の正体が切なすぎる……。
あーここは!これは!もう読んで欲しい!
奇跡を解明する過程も、ロベルト神父の文化に対する語りもそれに対して科学的なアプローチをかける平賀神父も物凄くかっこよくて惚れるんだけど、「精霊のベート」の背景にあるものとか、その背景を知った上でファンターヌと遊んだ場面を読み返すと泣ける。どれだけファンターヌのことを「精霊のベート」が大事にしていたのか。
泣けるは言いすぎか。でも胸が締め付けられるのは確かですよ……。
「精霊のベート」に関しては別記事で掘り下げて書きたい所存であります。
別記事と言えば。
陀吉尼の紡ぐ糸 探偵・朱雀十五の事件簿1 (角川ホラー文庫)
- 作者: 藤木稟,THORES 柴本
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/10/25
- メディア: 文庫
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同じ藤木稟さんの作品の、これについても書いてみたいなあ。
盲目の天才、女と見紛う美貌のエリートだが慇懃無礼な毒舌家の朱雀十五が怪事件を解き明かすシリーズ(今知ったのですが、藤木稟さんのデビュー作なのですね!)。
舞台は昭和初期ということで、バチカン奇跡調査官とはまた違った趣き。
十五さんが麗しくて困る。
面白そうなスマホゲーム(千銃士とか)が次々と出てきて、こっちにも困ってます。