大川 周明【日本二千六百年史】を読みました

今朝起きたら、鼻に血がついてました。

どうやら、夜中寝ている間にできものをひっかいたみたいです。

久しぶりに皮膚科へ……。

 

液体窒素はひりひりしますね。

 

 

 

今日は読んだ本についての記事です。

(だんだん雑記ブログっぽくなってきましたが、いつでもハンドメイトとかUVERworldの話があるわけではないですし。書きたいものを書きます)

 

昨日、この本を読み終わりました。

 

 

日本二千六百年史 新書版

日本二千六百年史 新書版

 

 一言で言うと、歴史本です。

日本がどんな風に国として成り立ったのか。

鎌倉時代室町時代~戦国時代~江戸時代~明治維新とは日本にとってどのような時代だったのか。

そんな本です。

これだけだとただの、ごく普通の一般的な歴史本のような気がしますが。

この本はですねえ……違うんですよ……。

 

 

本書に収めたのは昭和14年に発売された大川周明著「日本二千六百年史」の初版本であるが、同書は発売早々ベストセラーになったものの、源頼朝足利尊氏を讃え、徳川幕府を高く評価していることを問題視した軍部や右翼の一部から「国体違反」「不敬」などの批判が浴びせられ、発禁の告発を受理した検事局から削除と訂正を求められた。このため昭和15年からは改訂版となり、問題の箇所は削除された。そこで本書においては、改訂版で削除された不敬罪違反部分をあえて傍線で示し、読者の参考に供することにした。ちなみに改訂版は戦後、今度はGHQによって追放図書に指定された。

 

 

(本の内容紹介より)

 

 

はい。

所謂発禁本です。

「戦前は軍部に、そして戦後はGHQにと全く違う二つの団体からダメ出し本ってどんな内容だよ」と少しワクワクしながら、読みました。

上の内容紹介にもありますが、本文は「どこが検閲削除されたか」が分かるように傍線が引かれています。

この本が書かれた時代が「戦前の日本」ということを考えると……「そりゃ削除されるよ」というものが盛りだくさん。その中の一つで印象に残っているのが「天皇家は民から食物を貰い、生き伸びた」という表現。(確か古代日本の章だったかな)。

皆様ご存知の通り、戦前天皇昭和天皇)は「現人神」と呼ばれる存在でした。そんな神様が一般市民から食べ物を貰うことで生きていた――なんてこと、広まったら大変ですよね。

天皇の、神様の為に散れ」って言えなくなりますから。

(特攻隊とか……回天とか……)

 

そんな感じで読み進めたのですが、読み終わると別の疑問が。

「戦前発禁本にされたのはなんとなくわかったけれど、何でGHQにまでこの本は追放されたんだ?」

あれこれ考えてみたあげく、私はある事を思い出しました。

「そういえば、GHQって確かキリスト教で日本を支配しようとしてたっけ。天皇をキリストと同一視させてうんぬんって大学でレポート書いたような……何処にしまったっけ(探す)」

 

見つかりませんでした。

(捨てたみたいですちくしょう)

 

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文章は難しい(使われている漢字とか言い回し)ですが、

戦前の日本の空気はどんなのだったのか。

また、昨今色々なところで起きている「表現の自由」についても考えることがきっかけにもなる本だと思います。

 

さて、次はこの本を読みます。

 

アウシュヴィッツの図書係

アウシュヴィッツの図書係

 

 ……何時紹介記事書けるかな、